11月の特別講演会を開催いたしました。

【プレゼンテーション】
講演者 : 玉田 俊平太(タマダ シュンペイタ)
関西学院大学経営戦略研究科教授

「破壊的イノベーションの脅威と対応策」

イノベーション・バイ・ケミストリー(東レ)、エンパワード・バイ・イノベーション(NEC)、イノベーション・フォー・トゥモロー(ダイハツ)など、多くの企業がイノベーションを自社のスローガンにしています。なぜでしょう?  それは、企業は①イノベーションによって競争優位を得ることできるとともに、②イノベーションによって周辺環境の変化に対応することができるからです。しかし、この多くの企業が目指す“イノベーション”ですが、「それではイノベーションとはどういう意味ですか?」と尋ねると、十人十色の答えが返ってきて驚かされます。このように、会社が目標として掲げている言葉の意味が、社員の間で統一的に理解されずにぶれているようでは、およそイノベーションの成功などおぼつかないでしょう。また、シャープのように、業界トップクラスの優良企業であっても、あるタイプのイノベーションには打ち負かされ滅んでしまうことがあります。このようなタイプのイノベーションは「破壊的イノベーション」と呼ばれ、近年、注目を集めています。本講演では、多くのビジネスパーソンが聞いたことはあるが完全には理解できていない「イノベーション」。なかでも誤解している人の多い「破壊的イノベーション」について、①破壊的イノベーションとは何か(=敵を知り)、②何故優良企業であっても破壊的イノベーションに打ち負かされてしまうのか(=己を知り)、③自らが破壊的イノベーションを起こすためにはどのようにすれば良いか(=戦略)について、図表を使いながら順を追ってわかりやすく解説することで、皆さんを「百戦あやうからず(百回戦っても危険な状態にはならない)」な状態になっていただくことを目指します。

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